
Animal welfare?
アニマルウェルフェア(動物福祉)とは
アニマルウェルフェアとは別に、日本では「動物愛護」と称される考え方があり、西欧においては「動物の権利/動物の解放」ともいわれる考え方があります。いずれもその大本には、動物を大切にし、人といかに動物が共に良く暮らしていきたいという願いがあります。 そうした動物を大切にしたいという願いは「それぞれの立場がどのような考えで、どのように進められているのか」を俯瞰的に眺め、動物との関係を体系的かつ科学的に捉えた上でなされることによって、一層効果的に進めることができ、また有用なものとなります。
本協会は、アニマルウェルフェア以外の考えを単純に否定的に捉えることなく、動物を考える上で基盤となる理論についてエビデンスをもとに習得することを目指します。
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The concept of animal welfare has received increasing attention in recent years. In Japan, there is a unique idea related with "animal protection", that tends to be motivated strongly by emotion. In the West, there is also the concept of "animal rights/animal liberation".
The main idea behind these thoughts is the wishes for the animals to be respected and to live happily together with people.
The purpose of this organization is not to protect animals or to evaluate the practice of protecting or caring for animals from a particular perspective. Such practical activities may be necessary, but it will be more effective and useful if we take a bird's eye view of how we think and treat animals and understand our relationship with animals systematically.
Therefore, this organization aims to learn theories based on evidence that will be the basis for thinking about animals, and to learn practical methods of constructing better relationships with animals from a variety of perspectives based on these theories.

■1 ペット・コンパニオン動物/慈しんだり、憩いをもらったりする対象
■2 産業動物/食物やその他の資源として利用する対象
■3 実験動物/多くは”生きた試薬”として扱われる対象
■4 動物園動物/日常では目にすることができない様々な動物を目にすることで、楽しむことに加え、生き物やそれが生息する環境への眼差しを学ぶ対象
■5 野生動物/野生動物は、人とは関わりを持たない動物と捉えることがあるが、人から一切かけ離れて存在する生き物も自然も原則最早存在しない。その意味で、野生動物もまた人と関わりを持つ対象と捉えられる
■1 ウェビナー/様々なトピックを用意し、動物の幸福について考えます。ウェビナーは、レクチャー、話題提供者とコーディネーターの懇談、視聴者からの質問への回答の3部で構成。参加者は聞くだけではなく、一緒に議論に参加することで、より深い理解を得ることを目指します。
■データベース/アニマルウェルフェアに関わる様々な領域の文献資料や映像資料のデータベースを構築します。日本人にとっては、言語の違いは大きな壁。その壁をなくすべく、外国の資料にはすべて和文による解説を用意し、これらをデータベース化した動物福祉事典を作成します。
■資格認定制度/協会独自の、アニマルウェルフェア資格制度を設けます。資格は、ノービス、アドバイザー、コンサルタントの3段階。資格認定の条件として、セミナーを受講して頂きます。理論と実践力を身につけることで、各現場でのアニマルウェルフェアの普及を目指し、より身近なものとするための人財育成を行います。
